「高校生活、勉強以外に何か面白いことできないかな?」
「理系に興味があるけど、普通の高校だし特別な経験なんてできないかも……」
このような新高校1年生のみなさんに「次世代科学技術チャレンジプログラム」を紹介させてください!
回顧録とあるように、5年以上も前の話ですが、普通の高校からGSCの事業の1つである某大学のグローバルサイエンスキャンパス(終了済み)に参加していました。今回はそのときの思い出をつらつらと書いていこうと思います。
偏差値が高い大学ばかりで気後れするかもしれませんが、参加に必要なのは学力ではないので、ぜひ応募してみてください!
現在、「グローバルサイエンスキャンパス」(高校生などが対象)と「ジュニアドクター育成塾」(小中学生が対象)は、「次世代科学技術チャレンジプログラム」に統合されているようです。書き始めるまで知らなかったよ……。

もうジェネレーションギャップが生まれている……。
GSCを見つけたときについて
某大学のグローバルサイエンスキャンパス(以下、GSC)とは偶然の出会いです。高校の先生方にも「よく見つけたね、どうやって見つけたの」と言われるくらいでした。「無料でなにか参加できるプログラムがないかな」とか考えながら家のパソコンでカチカチしていたら見つけたことがきっかけでした。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)でもなければGSCの紹介もない高校なので、GSCの発見はおもしろいくらいの偶然です。理数科もない本当に普通の高校でした。大学進学する生徒は多い以外の要素は特になかったです。
「夏休み プログラム 高校生 無料 理系 」とかなんとか思いつくワードを打って検索しまくった記憶があります。プログラムを見たとき「これだー!」ってなりました。今でもこの出会いは衝撃的であり、この時を覚えています。
SSHや高校によっては紹介があるらしいですが、私の高校ではなかったですね。
まず、参加して感じたGSCの魅力を簡潔に紹介します!!!
グローバルサイエンスキャンパス(現:次世代科学技術チャレンジプログラム)の魅力
・無料で大学の実験やフィールドワークを体験できる。(最大の魅力!)
・1回で終わらず1年間に数回活動(大学によるが、4、5回くらい)がある。
・遠方からの参加の場合には大学までの交通費がでる。(諸条件あり)
・(第二段階に進めば)大学で個別に課題研究ができる。(SSHではない高校でも!)

GSC(現:次世代科学技術チャレンジプログラム)についてSNSで扱う人ってすごすぎる人ばっかなのでここで凡人の経験談を残しておこうと思います。
余談(個人的な話):GSCの実施大学は(平たく言うと偏差値的に)すごい大学ばかりですが、GSCの実施大学に入れる学力のない私であっても参加できました。GSCは、参加に必要なのは(実施大学に入れるような)学力ではないと思ってもらえたらうれしいです。参加者の高校は誰もが知るようなすごそうな高校から参加している人もいましたが、そうじゃない人もいるってことです。
きっと、参加者の多くは表(という名のSNS)にでてこないまま日常生活を送っているのだ。そう思い込むことでしか凡人は耐えられないのである。
以下、現:次世代科学技術チャレンジプログラムであるグローバルサイエンスキャンパス(GSC)をGSCと呼びながら進めていきます。
体験
ということで、参加したGSCのホームページを見つつ経験、体験を思い出していきます。ほぼぐだぐだした感想なので悪く思わないでください。
GSCの多くでは、一つのプログラムであっても、
第一段階→第二段階(実施大学によっては第三、四段階くらいまで)と複数段階ありました。
私の参加したGSCの場合、第一段階は30か40人ほどで実験やフィールドワークを行い、第二段階で10人程度に絞り込んで個別で大学で研究をするようなタイプでした。
一応、私も幸運なことに第二段階まで進んだのですが、コロナ禍で研究活動が見事になくなってしまったので、書くことはあまりありません。
しかし、当時のコロナ禍のような未曾有の先の読めない状況下ではこうなったという参考までにここに残しておきます。
第一段階
実験・施設などの見学がとても楽しい!普通の高校じゃできない実験が体験できた!
高校2、3年生の内容も入っているので当時はわからないことも多かったですが、実験が楽しかったです。

1、2年後に、実験ででてきた用語はこういうことだったのか!みたいなこともありました。これがアハ体験?
遠方の施設見学に無料で参加できるのも魅力的です。
第1回
大学でやるような実験を高校で体験できたのはよかったかも。実際にその大学で同様の実験をやっているのかは確認していないためわかりません。他大学ですが、同系列の実験を履修したところ、高校生向けに楽しくしてくれたんだろうなって思いました。班で試行錯誤というか、わちゃわちゃ意見を出し合って試していく過程が楽しかったです。大学ではこんな実験はなかったですね。
私の高校では実験自体が少ないので貴重な体験になりました。試行錯誤した記憶がよみがえるようなよみがえらないような……。
初回に白衣とか実験ノート(大学の生協に売っているようなベーシックなもの)とか無償でいただけました(そういう機会があるかどうかは大学の実施内容による)。白衣は大学の化学実験で購入しなくて済んだので少し費用が浮きました。大学に売っている白衣は出費としてはやや高いので助かりました。実験ノートをひさびさに開いたところ、最初の一ページしか使っていませんでした。
第2回
2回目は大学から離れて他県でのフィールドワーク(施設見学も含む)でした。どの場所も家族や学校では行く機会がないので、ワクワクしつつ、一人で宿泊したりする経験としても助かりました。現地集合だったので、駅周辺をあてもなく探検したことを思い出します。
訪れた施設では、ぱしゃぱしゃと写真を撮り続けていたことと独特なユニークな自販機を見つけたこと、施設の解説付きの見学のことを覚えています。その施設特有の講義もありました。ならではのお土産を買いました。見返していて、それぞれの講義を懐かしく思いました。今はその研究はどうなっているのだろうか……。
あと、宿泊施設かどっかでの英語での発表でまっしろになって酷かった記憶があります。発表で緊張しちゃう人間にはつらいですね。某所の名前をひさびさに見て「なっつ」ってなりました。
第3回
研究者モラルの回。あ~モラルの回あった。あったわ。結局大学ではほぼほぼやっていないから、GSCで研究のモラルを学習した時間、といってもおそらく一時間くらいですが、そっちの方が長い気がします。所属大学はそれでいいのだろうか、とも思いますが、こういうのを主体性に任せてよいのだろうか。プログラムでの英語の発表は思い出すだけで苦しいのですが、この回は記憶がなかったです。
化学実験は自分の手で一人でできたこともあって本当に楽しかったことを思い出しました。授業でやっていない問題がでて意味わからんってなった記憶はあるけど、その後なんとなく思い出したこともありました。懐かしい!つくったものを持ち帰って机の上に置いて眺めていました。なんか、当日は上手くいかなかったーって思ったけど、数日したら反応していて少しうれしかった記憶があります。
第4回
骨のスケッチをしました。今後一生触る機会はないかもって思う。これ、なんか成績付けてかえってきたんですよね。当時は成績?って思ってたんですけど、第二段階選抜で使う採点でもあるって思えば納得。
第5回
英語の講演を聞いて、ほとんどわからなかった記憶があります。講演の本題は覚えてないですが、質疑応答の方をぼんやりと思い出しました。あるあるですね。
そして、英語は微妙なままプログラムが終わった~。ポスターを作った記憶がよみがえる~~~~。
私が参加したプログラムでは、英語の習熟度で分けられたっぽいので、全然できなくてもある程度どうにかなりました。事前課題(予習用)があったので、それで予習をしないと当日では手も足もでないくらいです。
個別研究の説明会もありましたが、説明を聞いたときは頭よさそう~くらい。縁がなさそうだと思いました。
次の個別研究に興味をもったはいいが、コロナ禍でぽしゃったので・・・。無念。
ラボステージのために研究室、先生の研究内容を調べて、知らない単語があったら調べるをweb完結だけど繰り返してた。通ったときはかなりよろこんだけど、コロナで雲行きが怪しくなり……。
第二段階(なくなった個別研究)
個別研究の選考について
研究したいことを書いた用紙と毎回の提出物の積み重ねっぽいですね。多分。調べればでてきそうな気がしますが、めんどうなので割愛。載っているなら報告書ですかね。インターネットには載ってないかもしれない。
参加したプログラムでも大学でも、レポート(特に実験)って基本フィードバックがないので書いているものがどれほどの出来なのかわからないんですよね。記憶上、参加したプログラムではスケッチだけだった気がします。SSHや理数系に力を入れている高校では、レポート作成の機会が何度かあると聞きましたが、それに比べると私の通った普通科の高校はなかったですね。
せっかく、大学の先生かTA(ティーチングアシスタント:授業の補助をする大学院生のこと)に採点してもらえるのに、「提出して終わり」はもったいない気がしてならないですが、そんな感じでした。
コロナ禍で変わりすぎた実施内容
個別実験はコロナ禍できれいさっぱりなくなりました。
選考は通ったはずなのに、一番内容がない。書くこともなければ、参考になることもほぼない。

強いて言えば、「再びコロナ禍みたいなパンデミックが起こればこんな感じになりますよ」的な参考資料になるかどうかとして残します。
コロナのせいで内容が変わりすぎました。正直、当時の私としては、参加している意味がわからなくなりました。期待とはほど遠いことをやっていたので。
普段から実験をやっているような高校で、大学に近ければ研究はできたかもしれないです。
当時やったことは、オンラインで実験(普通の実験)を見る→パワポを作る→英語で発表だったことは覚えています。パワポ作成で班員であれこれ話し合いながらやったことは覚えています。質疑応答は英語が得意な人任せになっていました。英語は質疑応答できるほどわからない。海外の学生と軽い交流もあったことも覚えています。
こういう機会がないと海外に行けない私としては、無念となってしまいました。
人生はままならないと思いました。ツキがあるようでないとも感じました。
あまり大きな声では言えませんが、誰に非があるわけでもなく、自分ではどうにもできないことによって無力感を味わいました。これに高校時代の期待をすべてかけていたのに……。
番外編~提携(?)大学での実験~
なんと、GSCで提携みたいな概念があるっぽかったです。別の大学のプログラムを体験してきました。新鮮ですね。
生物学系をやった気がします。細かい作業で手が震えてどうしようもなかったこと、班で唯一結果がでなかった苦い思い出がよみがえります。
他大学に行くまでの新幹線代がでたのもあって、参加後は家族へのお土産を買いました。こういうところが遠出の醍醐味ですよね。
応募について
高校1年生で応募することをおすすめします!1年生で第一段階に参加して、2年生で二段階目(個別研究)に応募できるといいと思います。3年生で個別研究の方もいましたが、受験と被るのでかなり忙しいでしょう。
GSCは1次で幅広く採って可能性の卵を見つけ、2次以降で孵化していくようなイメージでしょうか。私の勝手なイメージですけども。
重複して参加するのは止めておきましょう(応募はOKだったはず)。GSCとその後継事業は禁止していますし、多くの可能性のある人材を集めたいのに重複しては意味がないですから。
当時は、高校1年生の定期テスト前くらいに校長先生か教頭先生に推薦書を書いてもらう必要があった気がします。あと、作文を担任の先生に添削していただけたおかげで、なんとか合格(という表現でいいのか?)しました。
個別研究の応募も書類を書きました。この時は、一人でパソコンとにらめっこしながら書き上げて応募したことを覚えています。生成AIのない時代に我ながらその根気はすごいと思います。
当時は意識していませんでしたが、特に課題作文をどう書けばいいかわからない人、応募するノウハウが高校にない場合は各大学のGSCの報告書の評価基準を見ながら書いていくといいと思います。「こういう観点で採点してました」というのが書いてあります。「GSC 報告書」ででてくるJSTにいろいろな大学の報告書があるのでそこから調べてみてね。
参加した所感
このプログラムが直接影響を与えたとは言い難いですが、進路を考えるきっかけとしてかなり影響がありました。私は、海外に行けなかったもやもやを抱えるできごとにもなりました。GSCは出会う人も含めていろいろと刺激があります。

多分同じ高1なのになんか私の知らない用語をバンバン使ってすごそうなこと言ってる!とかなんか研究しているらしいね。すごいね。みたいに思うことがたくさんありました。
進学で言えば、最初興味があった系統から、この体験や私自身色々思うところがあって理系ではありますが、分野を変えて進学しました。気がつけば、高1、高2で興味をもった分野とは関係のかけらもない研究室で卒業研究をしています。海外に行けなかったもやもやと興味があったので、訪中団に応募・参加したり。(別のプログラムにも応募したことがありますが落ちたので、訪中団が初の海外になりました。)
おわりに
・次世代科学技術チャレンジプログラム で検索
・学力は気にせず興味・好奇心に身を任せて!
・書き方に困ったら各大学のGSCの報告書の評価基準を参考に書こう!
GSCで得た体験は、私のいる学校、家庭では容易に得ることのできないもので貴重な経験でした。これがきっかけで後に多少なりとも影響を与えています。
ぜひ、高等教育や理系に興味がある方、理系に興味がありつつも文理選択に悩んでいる方は参加してみてはいかがでしょうか。プログラム名からわかるように、理系に興味があるととてもよいです。
高校1、2年生になる方は、次世代科学技術チャレンジプログラムにぜひ参加してみてください!!!
おまけ
大学に進学するのであれば、ぜひ無料で海外に行けるプログラムにも参加してみてくださいね。
以下、私が参加いたしましたJENESYS2025訪中団第一陣の体験記のリンクになります。
では、また。

